プジョー106S16について

| Posted in , , , , , , | Posted on 2012/03/10

ウチのメイン車種のひとつであるプジョー106S16の整備事例です。
2001年式で、距離は約60000Kmです。

まずはタイミングベルト関係から見ていきます。








外したタイミングベルトは背中側が
ヒビが入っています。
もう少し放置すると裂けてしまうところでした。




テンショナー(左)は手で回すとガラガラ音が出ています。
アイドラー(右)はグリスが出始めています。
どちらも回転がスムーズに行かなくなると
当然ベルトに負担をかけることになり
ベルトを飛ばしてしまいます。




アイドラーの取り付けボルト
折れることがありますので念のため新品を取り付けます。
¥315です。
左の古い方はよく見るとサビが出ていますね。





クランクプーリーダンパー部も
ヒビが入っています。
右側の線は内側、外側が滑っていないか確認するための
線を書いておいたものです。
まだずれていないので滑っていませんが
同時交換をオススメします。




ウォーターポンプも微妙に漏れていたようです。
単品の交換はタイミングベルト交換と同じ工程になりますので
これは、絶対同時交換オススメです。



次は、タイミングベルトにアクセスするまでに、外すエンジンマウントです。
これは交換する場合、基本的に追加工賃が発生しません。


上が使用していたマウントで
したが新品を組み込んだところです。
ステーと、マウント本体の隙間が5mm位空いてしまっています。





外したところです。
大雑把に言うと
出っ張り分エンジンが下がってしまっていることになります。






この部分は忘れがちですが
見た通りのヘタリですので
もちろん同時交換オススメです。



次はオイルエレメント根元部のオイル漏れ

よく目にする光景になってきました。




エレメントの交換と同時であれば
わずかな追加工賃です。

部品代は¥1050です。

ヒートエクスチェンジャー本体から漏れている場合もあります。
その場合はもちろんこのパッキンを
交換しても治りません。



足回りでフロントロアーボールジョイント「ガタ」

アームを外してプレスにて入れ替え作業になります。

走行時カタカタ音、走行が何となく不安定
などの症状がでます。


奥:新品
手前:使用済み






ステアリングラックブーツ切れ
下から見えないので見落としがちですが
ラック内に水や、砂など入ると・・・
想像できますね。


左タイヤハウス内にもついています。
安い部品ですので、同時交換が良いと思います。




まだまだ、ありますがまたの機会にご紹介させていただきます。