メガーヌ2RS F1チームリミテッド 60000Km整備の今

| Posted in , , , | Posted on 2017/03/04

メガーヌは現在3型で
しかもモデル末期になっていますが
そんな中、メガーヌ2RSの60000Kmの車両は
今どんな状況なのか、基準となる車検に着手できましたので
そのレポートになります!



やはりメガーヌ2の一番好きで
特徴的なところは
リアーのデザインですよね。




限定車の証




[整備に入る前に]
並行輸入車で現在車検が厳しくなっている一つの原因は
ヘッドランプが右側通行用のままの車両が多いことです。
写真のように左側が上がっているか
平らであれば大丈夫ですが
右上がりですとNGですので
心当たりのある方は夜見てみてください。
NGそうであれば、解決策ご相談させていただきますよ。
それとバックフォグ
左側だけ点く場合は車検NGです。






まずはエアコンフィルター
当然何回かは交換歴があるのでしょうが
交換が少々面倒なので見送られがちですが、
汚れは当然として、枯れ葉が結構溜まっているので
交換したのがずいぶんと前であれば
交換おすすめですよ。



ブレーキパッドはサーキットや激しい走りを
しないのであれば、オリジナルの低ダストパッド
AP8000がおすすめです。
踏んだ分だけ効くタイプで、運転が疲れません。
ローターにも優しく、ダストも目立たない色でなおかつすごく少なくなります。
車種、前後は関係なく、ワンプライス¥10000税別です。
これ結構安いと思いますよ。
(大きいパッドは例外もあります)






スパークプラグを点検しようと思って・・・・
IGコイルのカプラーを触っただけで
砕けてしまいました!
でも心配無用、カプラー単体の在庫ございます。
(ルノー純正部品は設定ありません)
プラグも1回も変えてない感じで
ギャップが広くなっていましたので交換しました。




写真はミッションマウントですが
かなり潰れていますね。
他のマウントも全交換しましたが
「タイベル作業のついでにエンジンマウント交換」
良く聞く文言ですが、多くの場合ミッションマウントは同時交換されませんので
気になる方は整備記録調べてみた方がよさそうです。




ほかにもゴムを使った部品があります。
マフラーハンガー(吊りゴム)です。
最近の車は長持ちするように下がりすぎないようにベルトも付いていますが
やはりそこは基本的にゴムを使っていますので
ヒビの点検は必要かと思います。




そしてタイミングベルトは、距離&年数をうまく見て
バランスよく交換が望ましいですよ。
今回はアイドラプーリーの異音と、
錆が結構多かったエンジンでした。




同時交換部品としては
ウォーターポンプになりますが
当然、冷却水を抜きますので
抜いたタイミングで同時に交換しておいた方が良い物
サーモハウジングのメクラキャップ、結構膨らんでますよね。
破裂した例あります💦
なぜかキャップが付いてなく、金属メクラの場合もあります。




 ラジエターのサブタンク
これは結構早めにひびが出るのですが
実際に漏れるのはしばらくしてから・・・
ですが、年式的にももう12年
そんな時期であろうということで交換しました。
これも交換はエンジンマウント外したり、各カバー外したり、エンジン下げたり
結構同時交換でないと結構工賃掛かります。(クーラント代も)



新品と比較
透明感が違います。(笑)




交換部品の一部
上記説明部品以外は
クランクプーリー(内部ダンパーずれます)
補機ベルトセット(ゴム&ベアリングですので)
ちなみに上記作業はほとんどがタイベル&ウォーターポンプ交換作業に
追加工賃無しで作業出来ます。