インジェクタークリーニング

| Posted in , , , , | Posted on 2012/02/17

今日はインジェクタークリーニングについて書いてみたいと思います。

昔の車はキャブレターを使って、ガソリンと空気を理想空燃費(14.7:1)に
近づけるため、負圧を使って混合していました。




日本では、昭和50年頃排気ガス規制に適合しなくなり、日産はEFI,トヨタはEGIなど
次々とインジェクションにシフトしていきます。

ヨーロッパ全般ではボッシュのKジェトロ(KA、KEなどもあり)という
機械式インジェクションになり、それから通常のインジェクター方式に変わっていきました。
(自分のリアルな経験なので間違ってたらごめんなさい)



画像は、インジェクターからガソリンが噴射しているところです。

エンジンが調子良く回るための3大要素は
良い圧縮、良い火花、良い混合気と昔から決まっています。

インジェクターのクリーニングは、この良い混合気の部分を
改善する中の割りと大きい部分を占める作業なのです。

長く使っていますとインジェクターの中が汚れてきて
代表的な不具合として
①噴射の偏り
②噴射料不足
③後ダレ
などがあります。

①は、先端にカーボンなどの付着物があってきれいに噴射しないなどが考えられます。
②は、内部通路や、内部フィルターなどにカーボン等蓄積されている場合が考えられます。
③は、噴射信号OFFでノズルが閉じたときカーボンが挟まってきちんと閉じていない
などが考えられます。

考えてみると、上記の原因は汚れでありますので
掃除すれば治る可能性が非常に高いことが判ります。



特殊な洗浄剤と超音波でインジェクター内部を通して可能な限り洗浄していきます。

また、オプションで洗浄前の状態と洗浄後の状態をレポートにすることができ、
不具合だったところがデータで改善されているのが分かりますので
より愛車の状態を把握することができます。
(このパターンがジェイエンジンおすすめとなっております)

また、機械式のインジェクターもクリーニング出来ますが
洗浄のみの対応になります。



自車の施工後のインプレは
エンジンがとにかく軽く回るようになった。
アクセルの踏み込み量に対しての、加速感の増加
レスポンス、トルク感の増大
などがありました。
(プジョー106S16 約50000Km時)
http://minkara.carview.co.jp/userid/828437/blog/20441300/


洗浄自体は4日ほど掛かりまして、インジェクターの脱着を含めますと
1週間ほどのお預かりになってしまいます。
何かの作業のついでに、同時進行で作業もできますので
是非ご相談ください。

施工前


施工後


新旧フィルター

真空パックに入って返ってきます