ルノー4GTLクラッチオーバーホール

| Posted in , , , , , , | Posted on 2012/05/18

今回は、久々に作業したルノー4のクラッチオーバーホールについて書きたいと思います。






ルノー4はこのくらいバラさないとミッションが降りません。




ものすごい汚れてます。
ボタボタ垂れるほどではなく、長年をかけて少しづつ漏れて、蓄積されたのでしょう。




気が付けばクリーニングだけで、1時間以上格闘していました。



ここからやっと、オイル漏れの修理に取り掛かれます。



ピニオンシャフトのオイルシールを交換するためにフロントカバーを外します。


固着していて、分解するのが大変でしたが何とかいけました。




もとは、こんな感じでした・・・・・・(;´Д`)





次はココ、クランクシールです。
結構漏れています。




もちろん、クリーニング後交換しました。




カムシールも結構漏れていました。



取り外しは、専用の工具を使用します。




フライホイルの取り付けボルトは、ねじ山を良い状態にして
緩み止めを塗って締め付けます。
クランク側もタップを通しておきました。




フライホイルの面も荒れていますので、面研磨しました。
このまま組んでしまうと、ジャダーの原因になります。




デフシールも交換





デフOリングも交換


レリーズベアリングも、ゴロゴロ音がしています。





カムプーリーも開いて(減って)しまって、すぐベルトが細く減ってしまうので
要交換ですが、新品が生産中止になってしまいました。



そこで、ディアビア製のプーリーを元に、ワンオフ製作しました。





因みに、ステアリングラックも外さないと、ミッションンは外れませんが
注意点があります。
写真のシムが、新車時に厚みが指定されていますので
同じところに付ける必要があります。
「ボディーに対しての直角度を合わせているも」のだと思われます



この車両もマーキングに注意してみると


これが右側





これが左側で、厚さが異なっていました。







スピードメーターケーブルのOリングも交換しましたが
純正は、単品供給ありませんので、サイズを合わせて汎用品になりました。






そんなこんなで、やっとミッションが乗りました。
まだまだ、ゴチャゴチャですが・・・・・・

主目的である、クラッチオーバーホールですが
下ろしたついでに、オイル漏れを直しておくことを、強くオススメします!

いつ部品がなくなってしまう(生産中止)かわかりませんので
先に、部品だけ購入して、保管しておくのも良い方法かと思います。

お問い合わせいただければ、対応させていただきます!